赤ちゃんを守る、夢を見ました。

【2019.8.15】

こんばんは、ユキです。

 

台風10号の影響で、強風が吹いています。

日中は、あまり雨は降りませんでした。

雨が降るだろうと思って、一昨日からヤーコンに水やりをしていません。

失敗しました。

20時から雨が降り出したので、きっと間に合ったことでしょう。

 

はじまりはじまり~。

知り合いの家の4畳半くらいの部屋を間借りして、女性の友達2人と住んでいました。

その日の午前中も、3人で童謡のような歌を歌いながら円を描いて踊って遊びました。

その後、部屋から出ると家主に会ったので、挨拶をしました。

「今日も楽しそうだったねぇ。」

歌に文句を言われることはなく、温かい言葉をいただきました。

家主と入れ違いに、3人の見かけない人物がやってきました。

「失礼します。こちらで〇〇が匿われていると聞きました。このような場所では危険ですので、我々が保護させていただきたいのです。」

「私達には何のことだか分かりませんが。」

友達の一人が対応し、私ともう一人の友達がすぐに部屋へ戻りました。

私は友達と顔を見合わせ、懐から布にくるまれたモノを出しました。

それは両手に乗るくらいの大きさで、布を取るとそこには人間の赤ちゃんがいました。

その赤ちゃんは生まれたてのカンガルーの赤ちゃんのような未熟児で、明らかに弱っているようでした。

部屋の外にいた友達を振り切って3人組が中に入ってきました。

「〇〇が貴重な存在だということを分かっていますか? そして、現在危険な状態であることは?」

私達はどちらも十分に分かっていました。

反論できずに黙っていると、3人組の一人が淡々とさらに具体的に良くない現状を指摘し、引き取りたいと申し出ました。

「でも! 私達でちゃんと面倒見てるし!」

「この子が寂しくないように3人で歌ったり踊ったりしてます!」

「この子を手放す気はありません!」

そう言っているうちに赤ちゃんの心臓の動きが速くなりました。

明らかに体調が悪化していました。

私達はそれに気づいて、泣きそうになりながら黙りました。

「では、あなた方も一緒にいらしてください。我々は〇〇に最適な環境を提供できます。」

3人組は赤ちゃんを一瞥し、そう提案しました。

私達は顔を見合わせ、それなら、と渋々受け入れることにしました。

どちらにせよ、このままでは死期が近いのは明らかでした。

私達は赤ちゃんを布に包んで抱き、3人組についていくことにしました。

到着したのは、柔道場のような畳敷きの広い部屋でした。

部屋の半分に大きな机が置かれていて、2人の老人が座っていました。

2人とも女性で、そのうちの一人がこの場所の主のようでした。

3人組に案内されて老人の前に座りました。

「よく来てくれたね。ここの方が〇〇にとっても良いと思うよ。」

主であろう女性がにこやかに言いました。

「ここにはいろんなやつらがいるからね。すぐに慣れるよ。」

そう言うか言わないかの内に、私達の横を通り過ぎる影がありました。

「あ、女将さん。戻りました~。」

「お帰り。問題はなかったかい?」

「はい、大丈夫ですよ~。」

着物姿の女性だったのですが、2m以上はある大柄な方で、何より顔が『人っぽい狐』といった雰囲気でした。

その後に続く女性も、身長は高くないものの、『つるん』とか『ぬめっ』という言葉が似あう、なめくじに似た雰囲気の方でした。

私達が驚いて凝視していると、女性の主が、

「な、いろんなのがいるだろう?」

と、ニヤリと笑いました。

赤ちゃんの心臓の鼓動も落ち着いていました。

私はとんでもないところに来たのだと思いましたが、赤ちゃんの状態が良くなったので、ここで暮らすのが最善なのだろうと感じました。

おしまい。ありがとうございました。

 

妖怪系の話?

赤ちゃんは私達3人の誰の子でもないようでした。

『〇〇』は赤ちゃんの人種? 妖怪の種類? のような名前で、個体名ではないようでした。

例のごとく、起きたら何と言っていたか忘れました。

どの人も、実際には知らない顔でした。

とりあえず、赤ちゃんが健やかに育つことを祈っています。