【2019.4.17】
こんばんは、ユキです。
前略
はじまりはじまり~。
60歳前後の私は家で夫の帰りを待っていました。
朝刊の配達に行っている夫は、いつもならもう帰っているはずなのに、その日はまだ帰ってこないのです。
心配になり、新聞店まで様子を見に行くことにしました。
玄関を出て、ゆるい坂道を歩いて下りて行きました。
坂を下りきった所に、夫が倒れているのを発見し、慌てて駆け寄りました。
夫は汗をかき、苦しそうに唸っていました。
意識はあるものの、私の問いかけにも答えられない様でした。
私はすぐに救急車を呼びました。
苦しむ夫の汗を拭いながら励ましていると、ふっと夫の顔から苦痛の色が消えました。
そして、地面に座り、数秒呼吸を整えて私を見ました。
「もう、大丈夫みたいだ。」
それと同時に遠くから救急車のサイレンが聞こえてきました。
「えぇ!? 今まであんなに苦しそうだったじゃない。何ともないの?」
「あぁ、多分な。」
立ち上がりながら言いました。
そこへ救急車が到着しました。
駆け寄る救急隊に、夫は「もう平気だから」と乗車を拒否しましたが、私がついさっきまでの苦しみ様を救急隊に訴え、私の意向で夫に救急車に乗ってもらいました。
それを見送りながら、(どうしよう。大丈夫かな。脳に腫瘍とか? いや、でもケロッとしてたし、何ともないのかも・・・)と、ぐるぐる考えていました。
おしまい。ありがとうございました。
えー、私に夫はいません。
そして今までの夢の中で、年をとったバージョンは初めてだったように思います。
何だか新鮮に感じた夢でした。
早々