【2019.10.18】
こんばんは、ユキです。
雨です。
特に昼から雨足が強くなりました。
はじまりはじまり~。
私は保育士で、もう一人の保育士と登園した5歳児の女の子を受け入れました。
一時保育や休日保育のような特別保育のようで、園児はその女の子のみでした。
「きょうは 〇〇だけなの?」
「ううん、もう少ししたら△△ちゃんも来るよ。」
「そっか。」
しばらく室内で遊びました。
「あ、そろそろ△△ちゃんが来るよ。迎えに行こうか?」
「うん!」
部屋を出て、廊下を挟んで足を乗せる部分だけの白い階段があり、それを1階分上って玄関へ行きました。
何分も経たないうちに、車が横付けされて、母親と5歳児の女の子が降りてきました。
「おはようございます。」
「△△ちゃん、おはよ! あそぼ!」
「うん!」
「せんせい、いってるね。」
「はぁい。気を付けてね。」
〇〇ちゃんと△△ちゃんは手をつないで階段を下りていきました。
私は△△ちゃんの母親から荷物を預かり、挨拶をしました。
車が発車した後、後ろから悲鳴が聞こえました。
階段から落ちたのかと、急いで振り返ると、あったはずの階段の下半分がなくなっていて、2人が3メートル下のコンクリートの道路に倒れていました。
「大丈夫!?」
慌てて声を掛けると、2人は泣きながら起き上がりました。
私は途切れた階段から下に飛び降り、2人のもとへ行きました。
階段の上からもう一人の保育士が取り乱した様子で、
「えぇっ! 何これ!? 2人は大丈夫ですか?」
と尋ねました。
「傷はありますが、大ケガではなさそうです。でも念の為、救急車を呼んでもらって良いですか?」
「わかりました!」
2人を道路脇のベンチに移動させ、本人に痛みを聞きながら、もう一度ケガの具合を確認しました。
そこへ他の保育士(園長や主任だったような気もします)が駆けつけました。
△△ちゃんが登園したところから状況を説明し、階段を見上げました。
すると、階段はさらに消えていて、空中に4段ほど残っているだけでした。
「あ、階段が消えていく。」
子どもも含めて、そこにいた全員が上を見上げました。
おしまい。ありがとうございました。
なぜか、途中からファンタジーに。
園舎はどこへいったのでしょう。