【2019.9.21】
こんばんは、ユキです。
一日雨の予報でしたが、朝だけでした。
降りそうで降らない、そんな空模様でした。
はじまりはじまり~。
嵐の中、家の中にいました。
家の後ろは多分川で、今にも氾濫しそうでした。
避難しなくては、と家族でバタバタしているうちに水が入ってきて、途端に流されました。
何かないかと、持ち出した荷物を見ようとしたところ、近くにいた弟が、
「傘持ってきたよ!」
と、一本くれました。
妹にも渡し、3人で手で持つところを引っ掛け合って、バラバラにならないようにしました。
しばらく時間が経ち、どれだけ流されたのか岸の近くにきました。
傘の先には妹しかいませんでした。
岸に上がり、助けを求めるため民家を探すことにしました。
すると、向こうから私たちに駆け寄ってくる姿がありました。
「良かった、無事だった!」
母が嬉しそうに言いました。
「他にも流されてきた人がいて、向こうに避難してるよ。」
母についていくと、1枚3畳くらいの、小規模な千枚田が芝生になったような場所がありました。
1家族に1枚割り当てられているようでした。
千枚田の下にある道路には地域の方が炊き出しを行っていました。
「ここって、どこですか?」
ふと気になって聞いてみました。
「名護市ですよ。大変でしたね、大丈夫ですか?」
「はい、ありがとうございます。」
母に割り当てられて場所へ行きながら、
(名護市? 名護? って、沖縄!? 九州から沖縄まで流されたの??)
と、グルグル考えていると、母がお茶をくれました。
「父親と弟は大丈夫かなぁ?」
「私達も会えたんだし。きっと大丈夫だよ。」
「そうだね・・・」
おしまい。ありがとうございました。
最近のゲリラ豪雨や台風15号の災害のニュースの影響かと思われます。
川から海へ流されて無事ってスゴイ。
そして、スタート地点が九州だったとは、驚きです。