会長になった、夢を見ました。

【2020.7.13】

こんばんは、ユキです。

 

今日も雨です。

もう2日くらい晴れてほしかったです。

 

はじまりはじまり~。

学校の廊下を歩いていると、学長に呼び止められました。

学長は白髪で細身の、優しそうな人でした。

今年度の役員の名前を黒板に書いておくように頼まれました。

その足で黒板のある教室に向かいました。

黒板は1m×50cmくらいの小さいもので、教室の前の廊下に掛けてありました。

そういえば、昨年度のままだったな、と思いながら到着すると、役員のメンバーが集まっていました。

会長が私で、副会長が同い年の男女2名で、書記が年下の女の子とどちらかと言えば学長の年齢に近い男性でした。

「あ、来た来た。」

「全員集合で何やってるの?」

「今、ここで例の会議が行われてるんだよ。」

「ああ。」

「で、そっちは?」

「学長に黒板の名前変更しとけって言われて。」

「ふーん。」

「ほとんど変わってないじゃん。」

「まぁね。ってゆーか、一昨年の年号のままみたいね。」

私がチョークで書き直していると、自然とコロナの話になりました。

大きな声ではなかったのですが、話し声が聞こえたのか、教室の前の扉が開き、髪を1つにまとめてメガネをかけたいかにもキャリアウーマンといった20代後半の女性が出てきました。

彼女は私を一瞥すると、口の端だけで笑みを浮かべ、

「あら、会長さんいらっしゃったんですか。そんなところではなく、是非皆の前で意見をお聞かせください。」

会議への参加を提案してくれました。

(え~~~、面倒くさい。)

仲間を見ると、無言でも分かる『諦めろ』という表情で、副会長の女の子が右手を教室の後ろのドアへ向けました。

「では、お言葉に甘えて。」

キャリアウーマンに作り笑顔を向けて、教室の後ろのドアからそろそろと中へ入りました。

教室には10代から40代くらいの様々な年齢の人がいて、全員スーツ姿でした。

机の席は全て埋まっており、後ろの壁沿いに並んでいたイスが開いていたので、そこに座りました。

すると隣の女性が、

「お久振りです。」

と、声を掛けてきました。

みると、何度か会ったことのある同い年の広報担当の方でした。

「ここにいらっしゃるとは思いませんでした。」

「来る予定はなかったんですが、○○さん(キャリアウーマン)に招かれまして。」

「あら、それはお気の毒。」

「ははは。」

ひそひそ声で話をしていると、キャリアウーマンからご指名がありました。

「では、会長さん。折角いらしたのですから、是非ご意見をお聞かせください。」

教室中の視線が私に集まりました。

「あー、では少しだけ。」

立ち上がり、自己紹介をして意見を述べました。

50人弱くらいからの視線を急に受けて緊張したためか、『令和2年度▢▢会会長』を言うのに3回くらい噛みました。

それからは噛むことはなく、コロナへの対策について意見を述べました。

確か、『積極的に移動を推奨するようなことはするべきではないが、経済活動は止めるべきではない。最終的には個々の管理に委ねられている。』というようなことを話しました。

「貴重なご意見をありがとうございました。ですが、SINは次のような指針を出しております。」

それは、私の意見よりもかなり厳しい条件で、ニュースでも流れていたので知っていました。

「SINはどのような組織か、ご存じですよね? 広報の△△さん、正式名称は何だったかしら?」

私の隣に座っていた女性が、私に申し訳なさそうに英語で組織名を答えました。

答え終わった彼女に、気にしないで、と笑顔で軽く手を挙げました。

(何で○○はこう私につっかかるかね。)

などと思いながら、その後の会議を聞いていました。

会議が終わったので、隣の女性に挨拶をして、教室を出ました。

渡り廊下を通って仲間のいる教室に向かいました。

机を向かい合わせ、役員の他に10名ほどが集まっていました。

「お疲れー。」

「話は聞いたよ、大変だったね。」

「で、会議はどうでしたか?」

私が席に座ると、学長が聞いてきました。

(あそこに行かせたのはわざとか?)

と思いつつ、まあ、そういう人かと自分で納得して答えました。

「いつも通りですよ。会議とは名だけで、議論はなく、○○さんの独壇場です。」

「あぁ~。」

「だろうねー。」

「基本、SINに従うみたいですよ。」

「そうですか。ありがとうございます。」

「で、うちらはどうする?」

副会長の男の子がニヤリと私を見ました。

私も同じ笑みを返しながら言いました。

「そうね。どうしようかね。」

おしまい。ありがとうございました。

 

学園ものっぱいのに、出てくる人の年齢が高めで、議題が現実的でした。

教室で私の隣にいた女性は高校の同級生でしたが、他は見たことのない顔でした。

なんで私が会長なのかは疑問ですが、とりあえず、私に仲間がいるようで良かったです。

○○と▢▢は例によって何て言ってたか忘れました。

SINも夢の中での架空の組織ですね。