【2020.7.26】
こんばんは、ユキです。
一日ザーザー降りました。
はじまりはじまり~。
ほの暗い廊下を進み、障子を開けて部屋へ入りました。
畳の敷かれた8畳の部屋で、障子で囲まれていました。
部屋の中には何もなく、また、誰もいませんでした。
私が部屋の隅に座るとすぐに、入った所と反対側から黒い影が入ってきました。
影は2mくらいの高さで、輪郭ははっきりしていませんでした。
「どうしてここへ来た?」
「え? ここへ行けと言われたので。」
「ここへは来るべきではない。通路の反対側にも部屋がある。そこへ行け。」
影はそれだけ言うと、すぐに出ていきました。
私も入ってきた障子から廊下に出て、他に部屋のある方へ進みました。
途中で高さ1mくらいの影とすれ違いました。
廊下の端に避けながら進みました。
さっき入った部屋の隣の部屋を通り過ぎ、幅の広い廊下を挟んだ部屋へ行きました。
障子を開けると、同じく8畳の部屋がありました。
中には人が2人いました。
2人と同じくらいの距離をとって座りました。
すると、女の人が話し掛けてきました。
「今着いたんですか?」
「いえ、少し前です。間違えて奥の部屋へ行ってしまって。」
「え!? 奥の部屋へ行かれたんですか? 大丈夫でしたか?」
「はい、この部屋を教えてもらって、すぐに戻ってきました。」
「何ともなくて良かったでですね~。」
おしまい。ありがとうございました。
終始、薄暗かったです。
モノクロ映像のようでした。
何か得体のしれない生き物がいましたが、それほど怖くはありませんでした。