【2020.5.6】
こんばんは、ユキです。
雷雨になったり、小雨になったり、たまに止んだりしていました。
今日は予報通りです。
はじまりはじまり~。
私は友達と二人で住んでいました。
その日は最近起きた2件の銃殺事件について話していました。
被害者は2人とも中年の男性で、何かの団体(反社会的ではない)の幹部クラスの人でした。
そして、どちらも犯人は捕まっていませんでいた。
事件の情報を確認しつつ、口には出しませんでしたが、私達は犯人に心当たりがありました。
一通り話し終わった頃、テレビか何かから次の事件のニュースが流れました。
3人目も団体幹部の一人で、初老の男性でした。
友人と顔を見合わせました。
それから数日後、例の団体の集会だか講演会だかに2人で参加しました。
会場の一番後ろに座り、話の内容もそこそこに壇上の人物を観察しました。
団体幹部の中年の男性でした。
会が終わり、男性に話をしに行きました。
人の好さそうなその男性は、私達の話を聞いてはくれましたが、相手にはされず、次の予定があるからとすぐに立ち去りました。
それ以上深追いすることもできず、男性の背中を見送りました。
男性は数m先の、お寺の山門のような屋根のある門の手前で傘を差しました。
そして門の真下に差し掛かると、男性の上にだけ、黒い液体が数滴パラパラと落ちました。
男性はそれに気づいたようですが、取り乱すことはなく、傘を閉じて歩いていきます。
私達はそれを見て顔を見合わせ、すぐに男性の元へ走りました。
黒い液体は心当たりのある犯人の予告の一種だったからです。
男性にもう一度話をしようとしましたが、意に介さず、また去っていきました。
私達は一旦自宅に戻ることにしました。
話をしていると、1階からドアが乱暴に開かれる音がしました。
空気が張り詰め、階段を上ってくる足音が聞こえます。
私達の部屋は階段を上り、踊り場を360°曲がってさらに登り、白い木枠のガラス戸を2枚隔てたところにあります。
踊り場に細身の男がちらっと見えた瞬間、私は布団をガラス戸に向かって投げました。
そして2人でガラス戸の両脇に身を隠しました。
銃声が2発聞こえ、布団が落ちました。
私が拳銃を掴み、友達が男を抑え込みました。
(おぉ、なんかマンガみたい。)
緊迫した中で、ふっとそんなことが頭をよぎりました。
おしまい。ありがとうございました。
なぜ、こんな物騒なストーリーに?
たまたま見たコナン君の影響でしょうか。
多分ですが、私と友人は男っぽかったです。
恋人ではなさそうでした。