【2019.6.7】
こんばんは、ユキです。
雨です。
午前中は強めに降っていました。
野菜たちは喜んでいることでしょう。
はじまりはじまり~。
いつもは母が姪を送っていくのですが、用事ができたので、私が送ることになりました。
9時を過ぎたので自宅を出て、歩いて隣の姪の家へ行きました。
姪が庭にいました。
「来たよ~。」
「あ、もうそんな時間!? すぐ支度する!」
一度家の中へ入り、高校の制服を着て出てきました。
「こっちだよ。」
姪の案内で、家の脇道を奥に進み、そのまま山道に入りました。
傾斜が45°はあろうかと思われる獣道のような道を登っていきました。
その突き当りに茶室の出入り口のような小さな戸がありました。
姪がそれを上に開けようとしましたが、何かにつっかえて開きませんでした。
見ると、郵便受けの扉とその上にあった用途の分からない扉が両方とも開いていて、引っかかっていました。
「これじゃない?」
2つの扉を閉め、戸を開けました。
「ホントだ! じゃ、行ってきます。」
「いってらっしゃ~い。」
姪は戸をくぐって奥へ行きました。
それを見届け、私は来た道を戻りました。
山道を抜けたとき、景色がホワッと明るいことに気づきました。
見上げると満月で、月明かりで昼間のように周りを見渡せました。
(明るいし、夜で涼しいから畑仕事できるかも。)
鍬を持って畑へ行きました。
そのすぐ後から隣の家のおばあさんがやってきました。
「ゆきちゃんも畑やるの?」
「はい。明るいし涼しいので。おばさんもですか?」
「ほうや(そうだ)。」
「足を悪くされたって聞きましたが、大丈夫なんですか?」
「ここに座ってやるでええよ。」
そう言うと、おばあさんは畑の中ほどにあった穴に足を下すようにして座りました。
その穴は直径40㎝程で、蓋はなく、その円周はコンクリートで作られていました。
(何でこんなところに穴が・・・)
と、思いつつ畝立てをしていると、おばあさんが話し掛けてきました。
「昔はよう(よく:しばしば)夜に畑をやっとったわ。」
「そうなんですか。涼しいですもんね。お昼に寝てたんですか?」
「いやいや、昼は家事しならん(しなきゃいけない)で寝とれんよ。」
「えっ!? じゃあ、寝ずに働いてたんですか?」
「ほうや。昔はよう(よく:本当に)やったわ。」
「はぁ~。すごいですね~。」
おしまい。ありがとうございました。
私の姪はまだ小さく、近所には住んでいないのですが・・・
姪の案内で送っていくのなら、私はいらないのでは?
姪は夜に学校に行ったという解釈でいいのかしら?
相変わらず、疑問は尽きません。